声優の名刺、ボイスサンプル - 養成所経験者が教える現在大学生で声優になれるかどうか不安な人に見て欲しい声優適性判断　

ボイスサンプル
あなたは録った事がありますか？
名前も顔も知らない相手に向けて
あなたの「声」を知ってもらう為の大事なツールです。

このボイスサンプル一本で
あなたが声優になれるかが決まります。
手応えのあるものを用意出来れば
あなたは選考を通過し
オーディションや所属へと進めます。

声優になりたいのならもっとも神経を使うべきです！

自分の声なら何でも大丈夫！
なんて考えていると
あなたのボイサンは
全部聴かれることすらありません！

「またこのパターンか」
「名前の時点でいらない」
「大体分かったからもういいや」

聴き手にこんな感じで流され
更にひどいと

「その名前のボイサンは酷いから聴かなくていいよ」
という事にもなります。

聴き手は何千何万というボイサンを聴いてきているのですから
見切りをつけるのにも躊躇いはありません。

あなたに届くのは結果だけですから
どんな審査が行われていたなど知る由もありません。

せっかく用意したボイサンがこんな扱いを受けない為にも
あなたが選考を通過する為に
例え15秒足らずの短い中に
込めるべきものが沢山あります！

とても厄介な事に
ボイサンは聴く側によって良い悪いが変わります。

人間が判断するのですから
好き嫌いが違うのも頷けるのですが
審査される側からしたらたまったものではありません。

でもある程度の基準は一緒です。
この基準を抑えて、
あなたのボイサンの完成度に磨きをかけて下さい！！

名前
ここにあなたの全てを込めて下さい！
名乗りを突破できなければその後を聴いてもらうことは出来ません！
何度も何度も繰り返し
一番神経を使いましょう！

セリフ
自分が一番やりたいキャラクターのセリフを用意しましょう。
いくつか用意する場合は
ガラッと変えるのも良いですが
私のオススメはキャラは統一してシュチュエーションを変えたセリフです。

聴いている側は声がホイホイ変わると
あなたがどんな人物なのかイメージ出来ません。
あれもこれも出来ます！という気持ちはわかりますが
あまり詰め込みすぎても返って聞く側の印象には残らないことを知っておきましょう。

ナレーション
セリフとは違うあなたの一面を見せて下さい。
セリフでキャラクターを演じたのなら
こちらはストレート気味で差をつけると良いでしょう。
セリフ以上に喋りを気にかけて下さい！

フリートーク
自分の好きなものなど
自分が話していて楽しいものを題材にしましょう！

起承転結で内容をコンパクトにまとめて
声は声を作らず一番素直な声で喋りましょう！
締めの言葉は必ず用意しておきましょう！

構想
ここに一番神経を使います。
好きなアニメな漫画のセリフでも良いのです。
が！
難しいものではなく
自分が納得して喋れるものを選びましょう！

試し録り
原稿が決まったら
自分のスマホでも何でもいいので
読みながら録音をしてみましょう。

・喋りづらくないか
・自分のイメージ通り出来そうか

などチェックをしましょう。

何回も連続でやっていると
何が正しいのか分からなくなってしまいます。
そんな時は30分程時間を空けて
リセットすると良いでしょう！

細かい設定
原稿がしっくりきたら
ブレスの場所や音の出し方など
細かい部分を決めていきます。

いずれどこかで詳しくお話しするつもりですが
基本は「５W１H」を意識して考えていきます。

練習
出来るだけ大声で喋れる場所で練習をしましょう。
練習を段階でボソボソ喋ると
本番でもボソボソ声のサンプルになってしまいます。

本番
あとはイメージを形にするだけです！
録音の前にウォーミングアップも忘れずに！
良いボイサンを作る為には
喋るあなたの気分が乗らなくてはいけません！

あなたが
演じてみたいキャラを書きだして下さい！
そしてそのキャラのセリフも同じく書きだしていきましょう。

まずはこの中から選んでみて下さい！