なれぬも絶望、なるも絶望？

実際の声優さんの話をさせて下さい

昨日の記事は読んで頂けましたでしょうか？
まだの方は是非こちらからお読み下さい！

声優なるのはゴールですか？ - 養成所経験者が教える現在大学生で声優になれるかどうか不安な人に見て欲しい声優適性判断

本日は昨日と似た様な内容ですが
具体例を出して説明したいと思います。

モデルは私の養成所時代の友人３人です。
本当はもっと数が欲しかったのですが
許可をくれたのがこの３人でしたので
ご了承下さい！

「自分が声優になってから」の具体的なイメージをする為には
具体例を参考にイメージするのが一番です。

自分を彼らの現状に同化させて下さい。
キャラクターの気持ちを考えるのも
声優の大切な仕事の一つです。

それの練習だと思ってイメージをして下さい！

あなたの未来はこの内の誰かと似るかもしれません。
この読まないで夢だけ見て目指ざすと後悔します！

明日は我が身と思って彼らの現状を知って下さい。
そして彼らを超える存在になって下さい！

３人の声優

今から３人それぞれのケースをご紹介します。
自分がそうなったつもりでお読み下さい。(ボカしてあります！)

A君
声優歴3年
大学在学中から養成所3年通い、某事務所の所属となる。
最初の２年は主にゲームやアプリのキャラのセリフの声を担当してはいるものの
収入のほとんどがアルバイトだった。

３年目よりアニメの仕事が来る様になり
今では夕方の人気アニメにも準レギュラーとして出演している

B君
声優歴2年
大学卒業から養成所に3年間通い、某事務所の所属となるものの
中々仕事のオーディションに受からず、現在まで仕事がゼロ。
本人もそれを気にしてはいるがなかば諦めかけている。

Cさん
声優歴3年
高校在学中から養成所に2年通い、某事務所の所属となる
オーディションに受かったり受からなかったりを繰り返している。
周囲には「まだまだこれから」と言ってはいるが
アルバイトを優先しがちな態度を見る限り、熱は冷めている様に思える。

A B Cそれぞれの課題

彼らを分けたのは一体何だったのか
声優になってからの取り組みをまとめました。

A君
どんなに忙しくても毎日必ず稽古の時間を取っている。
先輩やスタッフの人とよく交流を取り
事務所に呼ばれればすっ飛んで行き
バイトをすっぽかした事も多々ある。

完全に声優業を優先している。

B君
当初はやる気に満ち溢れていたものの
何度かオーディションを落ちる内に
徐々にやる気も落ちていった。

稽古の時間は取りはしているが
台本を眺めてるだけで終わってしまう事も多い。
先輩や事務所ともあまりコミュニケーションを取っていない

Cさん
デビュー次第は早かったが
特別な才能がある訳でもなく
オーディションに受かったり落ちたりを繰り返した。
そのせいで倦怠感に襲われ
今の状況に危機感を感じていない。

事務所にもあまり顔を出さない。
アルバイトから社員にならないかと誘いを受けている。
稽古はほぼしていない。

A君

ほぼ理想的な流れです。
最初から上手くいくなんてほとんどありえません。
小さな仕事でも着実にこなしながらチャンスを伺っています。
先輩や事務所とのコミュニケーションは仕事に繋がりやすいです。

B君

負け癖がついてしまっています。
あなたはこうなる前に何としても仕事を勝ち取りましょう！
もしこうなってしまうとモチベーションが全く上がりません。

稽古も形だけになり
自分の為ではなく義務感でしている様なものです。
何か小さくてもいいので仕事をするのが突破のカギです。
１つ最高すればまたモチベーションも上がってきます。

Cさん

この中では声優として最悪のケースです！
もう足踏みを踏むのが当然の状態になってしまい
仕事がなくても「その内決まる」程度にしか思いません。
尚最悪なのは仕事先で「社員にならないか」と誘いを受けている点です。

彼女はその気になればいつでも声優を辞め
声優よりは安定した仕事に就くことが出来ます。
「いざとなれば助かる道が用意されてる」
この状況でモチベーションなんて上がる訳がありません。

３人を超える為に

あなたがが超人気声優になる為に何をするべきか？
を具体的に書きましょう。

「毎日2時間は稽古の時間を取る」
「定期的に映画を見続ける」
何でも構いません。
思いつく限り書きましょう。

あとは書いたものをどれだけ続けていけるか？
あなたが声優として成功できるかはそこにかかっています！