ズルくない!気づかない方が悪い!!
卑怯なほど有利になれる「早期発見」
声優とは言葉を操る職業です。
日本で仕事をしていくなら主に日本語を操る事になります。
そして日本語の発音は五十音。
この五十音の発音を一般の方より深く理解しなければ
声優として生きていくのは難しいでしょう。
今からお話しするのは、あなたの「苦手な音」を見つけ出す利点です。
これを見つけ出すのが早ければ早い程、有利になります。
ほとんどの人は養成所に入ってから気づくのです。
もし「ほとんどの人」の中に入ってしまうと、ズルズルといつまでも直せないままになります。
これは分かりやすいスタートダッシュではありません。
後になって自分がスタートダッシュを切っていた事に気づくのです!
水面下で全員を出し抜け!
発見出来たらその音を
普段から意識をして喋りましょう。
そう、まずは苦手な音を認識するのです。
誰でも五十音の中に苦手な音があります。
例えば私はラ行がとても苦手です。
なんとこの事を認識したのは
養成所に入って一年が経ってからでした。
新しいクラスになり、新しい先生に「君、ラ行が壊滅状態だよ?気付いてる?」
と指摘を頂いたのです。
それまで私はラ行を普通に言えているつもりでした。
でも実際はそうではありませんでした。
その前のクラスメイトにはそんな事一度も言われた事がありません。
今だから気づけた事ですが、クラスメイトというのは
「何となく気付いていても聞かれないと指摘しない」
仲良し同士など例外はあると思います。
ですがこのスタンスが基本だと思っていて下さい。
冷たい言い方ですみませんが、所詮は他人事なのです。
そして先生も、「五十音の発音」など自主練の割合が高い課題は、レッスン内であまり追求しません。
何故なら生徒は一人ではないからです。
時間的な問題で、一人一人にはそこまで細かい指導が出来ません。
恐らく私も「ラ行注意してねー」ぐらいの事は言われていたのでしょうが
気に留めていなかったのです。
弱点だと認めたくなかったから目を背けたのだと思います。
「後一年早く気づいていたらなぁ」と私の中で小さな後悔になってます。
あなたにそんな下らない後悔をして欲しくありません。
私は弱点を指摘されるのが今でも怖いです。
ですが今は、弱点を認める事が近道だとも知っています。
「認めるは一時の恥、認めざるは一生の恥」
有名なことわざを自分の状況に当てはめてこう考えています。
スマホを有効活用すれば声優に近づける
苦手な音に気づく為に良い方法が二つあります
①誰かに聞いてもらう
②録音して聞いてみる事
どちらも有効ですが②ならば今すぐ可能ですね!
iPhone や iPod touch でボイスメモを録音する - Apple サポート
こちらで練習をしてみて下さい!
a e i u e o a o
にそれぞれ子音をくっつける形になっています!
アエイウエオアオ カケキクケコカコ サセシスセソサソ タテチツテトタト
ナネニヌネノナノ ハヘヒフヘホハホ マメミムメモマモ ヤエイユエヨヤヨ
ラレリルレロラロ
ガゲギグゲゴガゴ ザゼジズゼゾザゾ ダデヂヅデドダド バベビブベボバボ
パペピプペポパポ
一息で言い切る必要はありません。
言いにくい音を探す為に行うので
一行ずつ丁寧に発音してみて下さい!
言いにくいと感じた行こそ何度も繰り返してみましょう!!
早口言葉を早口で言った所で何の意味もない
苦手な音を認識出来たら今度は文章にも挑戦してみましょう!
早口言葉をやりましょう。
ただしこれも丁寧に発音します。
最初はゆっくりでもしっかり発音する方が練習になります!
口を大きく動かすつもりで言うと言いやすくなります!
ちょっとした遊びのつもりでやってみて下さい!!
難しい早口言葉を一覧にまとめました【滑舌を鍛える練習シート付】