養成所があなたを声優にしてくれると勘違いしていませんか?
・誰も教えてくれない恐怖とは
こんにちは!
私は
「技術より個性が大事」という考えを持っています。
それは養成所時代の経験によるものです。
今回の話はしっかりと理解してもらわなければ
あなたは大きな勘違いをしたままになってしまいます。
それは非常に危険な事です。
一見しっかりと練習をしているので
誰も警告してくれません。
先生ですら「聴きやすくて良い」
などと言って本質を突いてこない場合もあります。
「褒められたからこれで良い」では確実にダメになりますよ!
・90%以上は運で決まる
技術面はある程度教科書が存在しますが
個性はそれに比べると不確かな要素です。
正解の分かりやすい方に意識がいってしまう気持ちは
痛い程よく分かります。
ですが、この不確かな要素こそ
自分の未来を決定する割合の大半を占めているのです。
ここまで聞くと
「じゃあ声優に技術はいらないの?」
と思う方もいらっしゃるかと思います。
それも違います。
技術は必要です。
技術は必ず役に立ちます。
長く声優を続けていきたいのなら、技術面の練習は欠かせません。
ですが、いくら私たちが練習を積もうが
選ぶ側やお客側にはどうでもいいのです。
「どこか光るものがあるか」
選ばれる基準はこれに尽きると思います。
最近の声優業界はとても入れ替わりが激しいです。
その中で
「この子は目立つから使ってみよう」はあっても
「この子は影で練習してるから使おう」とはなりません。
仕事を受ければ「練習している」前提で話は進んでいきます。
「練習は当然」ぐらいに思われ、価値になり得ないのです。
「声優になる為に技術を磨く」ではなく、こう考えて下さい。
「いざチャンスが巡ってきた時に困らない様に技術を磨く」
技術上達をメインに考えていては声優にはなれない。
私が3年間養成所に通って感じた事です。
現在「個性派声優」と呼ばれている人たちから個性を取り
「ただの喋りが上手な人」にしてしまったら
その人は売れる事が出来たでしょうか?
答えはNOです。
どうかあなたも、優先順位を間違えない様お願いします。
喋りがしっかり出来ている子が声優になれず
生まれ持ったものだけで声優になっていく子がいる事が
私は悔しくて仕方ありません。
・養成所は意外と役に立たない
個性を磨くのに必要なものは、練習以外の時間で手に入ります。
とにかく様々な事を経験し自分の中にインプットして下さい。
今まで知らなかった新しい世界のものに触れて下さい。
生のお芝居、舞台を見に行くのは特にオススメします!
他にも見た事ないジャンルの映画や本に触れるなども良いです。
そして次に「経験したものを思い出しながら台本を読む」など
アウトプットを行いましょう!
台本がなければ
好きなキャラの台詞などでやってみましょう!
一見マイナスなイメージを抱きそうな
「気持ち悪い」「ナルシスト」「女々しい」喋り方も
突き抜けてしまえば
個性という立派な武器に成り果てるのです。
何が役に立つか誰にも分からないのです!
食わず嫌いは損にしかなりません!
遠慮なく出していきましょう!
・見ると100倍芝居をしたくなるプロの芝居
私の場合、養成所に入る前は
映画はアクションをロードショーで見るぐらい。
本も好きな作家さんの作品しか読まず
舞台など全く行かない大学生でした。
そんなかつての私と同じ状況のあなたの為に
オススメのものをご紹介します!
舞台などはどうしても場所が限られてしまいますから
地方にお住いの方はとっては不便ですが・・・
これら劇団の舞台は
わざわざ見に行くだけの価値があると保証します!!
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