脱!棒読み!のテクニック
棒読みはもはや罪である
突然ですがあなたは
声優さんの「棒読み」をどう思いますか?
お金を払って見に行った映画や
好きなアニメのキャラが
まさかの棒読み・・・
それを見て
「これなら私にも出来る」
と感じたことはありませんか?
あなたがどんなに頑張ってプロになろうとも
たった一回の棒読みで
一気に「こいつは素人」の烙印を押されてしまいます。
喋りのプロである声優が「喋りが下手」なんて
最もあってはならない事態ですが
実は結構「棒読み」と言われるプロの声優さんも多いです。
ですがやはり喋りのプロの喋りが「棒」なのは
マイナスでしかありません。
逆にこの棒読みが解消されると
それだけでプロっぽく聴こえます。
棒読みに聴こえなくなるだけで
あなたの喋りにファンがつくことだってあるのです!
今までそんな好きじゃなかったあなたも
自分の声が好きになれます!
更に棒読みの解消法を知れば
セリフだけでなく、ナレーションや歌にも応用が効くのです。
これはもうこの先を読むしかありません!
ぼうよみとはなにか
「棒読み」とは元々
漢文を読むときに返り点を無視して上から下まで
棒の様に真っ直ぐ読み下ろすことを指します。
それが転じて現代では
文章を抑揚をつけず読むことを指します。
小学生の教科書音読がまさにそれです。
プロの声優さんも昔は誰もが棒読みだったのです。
それを解消して
素晴らしい喋り(一部の人除く)になったのです。
誰もがスタート地点は同じだったという訳です。
あなたも訓練すれば解消することが可能です!
次のポイントに注目して下さい。
棒読みに聞こえる原因6つ
①句読点の位置が不自然
人間は会話を行う際自然と
「どこで句読点を挟めば伝わりやすいか」という事を考えています。
「私は水が飲みたい」と言う場合でも
「私は水、が飲みたい」などと不自然な切り方をする人はいません!
②「音のトーン」が並列
喋りには音の高低が存在します。
高低の変化に乏しいと音が横一列に並列し、文字通り「棒」となります。
③出だしの音が同じ
喋り始めの音の高さが毎回同じだと聞いている側には飽きが来てしまいます。
④テンションが低い
どんなに基礎やテクニックに精通してる声優でも
テンションが低いだけで全く使い物にならなくなります。
⑤恥ずかしがる
残念ながら誰もが最初に陥ってしまいがちです。
こうなると「自己の解放」は中々難しくなってしまいます。
⑥キャラクターになりきってない
なりきって喋るのとそうでないのでは大きな差が出来てしまいます。
自身の感情がキャラクターとシンクロするかも大事な要素です。
これだけで棒読みじゃなくなる読み方3つ
①句読点の位置をしっかり決めておく
これはどんな原稿を読む際でも必ずやって下さい。
この段階に喋りの技術はいりません。
「日本語の文章として自然な位置に句読点を配置する」だけです!
②音を上下させる
「、」「。」の句読点で区切られた際、
次の出だしは音のトーンを変えるのが鉄則です。
これが出来るとすごいプロっぽくなります!
同じ様に文中でも
強調したい単語では音を上下させて下さい!
③喋りを樂む
心の底から楽しめているかが大切です。
自分が楽しんでいないのに誰かを楽しませることは出来ません!
聞いていて何も感じない喋りは「棒読み」と判断されてしまいます。
常に録音癖をつける
自身の喋りが棒読みかどうか
それを確かめるのも改善するのにも
有効なのは録音することです。
録音は声優志望者にとって必須です!
スマホのアプリで構いませんので
すぐに起動出来る様に設定しておきましょう!
ボイスメモを待ち受けに置いて下さい!
ふとした時に録音できるのは
とても便利かつ役立ちますよ!